園長からのひとこと【2020/1】

新しい年が明けて、早くも一か月が過ぎようとしています。今年の冬は、本当に暖かい日が続いています。過ごしやすい反面、子ども達と一緒に冬の景色を楽しめないのが残念です。

さて、先日、親鸞さまの報恩講のご縁で、「殺生(せっしょう)」という言葉についてのお話を聞かせていただきました。「殺生」という言葉は、一般的には、「生き物を殺す」という意味で使われています。しかしこの「殺す」という言葉には、単に「命を殺める」という意味だけでなく、「命を無駄にする」という意味が含まれているそうです。動物や魚だけでなく、一粒のお米も野菜も掛け替えのない命です。私たちは、様々な命を殺めずに生きていくことは不可能です。しかしその殺め頂いた命を、けっして無駄にしないような生き方はできるのではないでしょうか。様々な働きの中で生かされている私であることに感謝し、何事にも真面目に一生懸命させていただく毎日を大切にしたいものです。

いよいよ明日はみんなが楽しみにしている発表会です。太陽の光を受けて輝く雪のように、子ども達もご家族の温かい眼差しを受けて、舞台の上でより一層輝いていくと思います。どうぞ、ご家族そろってお越しください。お待ちしています。

2020-01-31