園長からのひとこと【2020/11】

風の冷たさが身に染みるようになりました。寒い冬の季節がやってきます。

さて、以前、ある講演会で、人間の体内時計について、お話を聞かせていただいたことがありました。人間の体は、二十四時間の中で活動期と休眠期のサイクルを持っているそうです。日中、太陽の光が明るい時には、人間の体は、元気に活動できるように働きます。

一方で、太陽が沈み夜に近づくと、人間の体は、血圧と体温を下げ、消化機能を低下させて、眠る準備に自然と入るようになっているそうです。この体内時計は、何十億年と掛けて、進化の過程の中で出来上がったそうですが、現代は、夜になっても明るい時代になり、体内時計が正常に機能しなくなり、それが原因で病気に罹る人が多くなっているということでした。体内時計のズレを防止するには、規則正しい生活はもちろんのことですが、人間の場合、家族と食事をするなどの人との繋がりを感じることが、とても大切だということです。

これから年末に向け、新型コロナウィルスの感染拡大に加え、インフルエンザ等のその他の感染症の流行も心配されます。忙しい中にも、温かい家族の繋がりを大切にしながら、規則正しい毎日を送り、コロナ禍の冬を上手に乗り切っていきましょう。

 

2020-11-30