園長からのひとこと【2020/5】

長かった登園自粛期間が終わり、やっと保育園に子ども達の明るい声が戻ってきました。保護者の皆様には、お忙しい中、登園自粛にご協力くださり、まことにありがとうござい
ました。緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルス流行の第二波が心配されています。引き続き、感染防止に十分に留意しながら、子ども達との保育園での時間を大
切にしていきたいと思います。

以前、ある方から「ありがとう」という言葉について、次のような体験談を聞かせていただいたことがありました。お話を聞かせてくださった方は、ある時から、この「ありが
とう」という言葉を、普段の生活の中で意識して使うようにしたそうです。コンビニでお釣りを受け取るときや、レストランで料理が運ばれてくる時など、普通なら当たり前で済
ましている場面で、「ありがとう」という言葉を意識して口にするようにしたそうです。そうすると、必ず相手の表晴が笑顔になり、和むのだそうです。「ありがとう」という言葉を、意識して使うようになってから、自分が、どれほど多くの人々に支えられていたのかに気づかされ、毎日が、とても温かく充実した心持ちで過ごせるようになったといいます。そして、自分が変わることで、周りの人達も、とても優しくなったそうです。

言葉一つで、人の心の有り様は一変していきます。新型コロナウイルスの影響で、しばらく暗く神経質になる毎日が続くことと思います。「ありがとう」という言葉のように、自分も他人も幸せになれる素敵な言葉を、子ども達と一緒に大切にしていきたいですね。

2020-06-01