園長からのひとこと【2021/02】

今年度も、残すところ、あと一ヶ月となりました。発表会は、保護者の皆様に直接ご覧いただくことができず、大変残念でしたが、子ども達はカメラの前で程よい緊張を味わいながら、一生懸命取り組んでいました。間もなくDVDをお届けできると思います。楽しみにお待ちください。

さて、先日、お隣の防府市にコウノトリが飛来しているという記事が新聞に掲載されていました。2月に入り、ため池などで度々目撃されているそうです。コウノトリは、昭和46年を最後に野生から姿を消し、現在、最後の生息地であった兵庫県豊岡市が中心となり、野生復帰に向けた様々な取り組みが行われているそうです。この度、防府市に飛来したコウノトリは、昨年3月に徳島県でふ化した鳥だということでした。

コウノトリは、幸せを運ぶ鳥と言い伝えられてきたことで有名です。それは、赤ちゃんを運んでくる鳥として信じられてきたからです。子どもは授かり物という、昔の人々の豊かな感受性を伝える素敵な鳥です。人は命を壊すことはできますが、作り出すことはできません。私達は、無数の様々なご縁の中で、不思議としか言いようのない命の出会いをさせていただいているのでしょう。

子育ては楽しいことばかりではありません。しかし、それは、掛け替えのない幸せが運ばれてきたことであることを、コウノトリは教えてくれています。残り一ヶ月で、進学・進級していく子ども達です。成長した姿の上に、幸せをいっぱいに感じてあげられる毎日を大切にしていきましょう。

 

 

2021-02-27