園長からのひとこと【2023/02】

新しい年が明けて、早くも一ヶ月が過ぎようとしています。新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。十分な感染症対策をとりながらも、温かい保育に気を配っていきたいと思います。引き続き、感染症対策にご協力をお願いいたします。

さて、仏教徒が守るべき戒め(いましめ)の一つに「不殺生(ふせっしょう)」というものがあります。「殺生」という言葉は、一般的には、「生き物を殺す」という意味で使われています。しかし、この「殺す」という言葉には、単に「命を殺める」という意味だけでなく、「命を無駄にする」という意味が含まれています。動物や魚だけでなく、一粒のお米も野菜も掛け替えのない命です。私たちは、様々な命を殺めずに生きていくことはできません。しかし、その殺め頂いた命を、けっして無駄にしないような生き方はできるのではないでしょうか。様々な働きの中で生かされている私であることに感謝し、何事にも真面目に一生懸命させていただく毎日を大切にしたいものです。

感染症対策をとりながら、発表会の練習が進んでいます。一生懸命に取り組む子ども達の姿には、いつも大きな感動を頂いています。太陽の光を受けて輝く雪のように、子ども達もご家族の温かい眼差しを受けて、舞台の上でより一層輝いていくと思います。今年も制限のある中ですが、温かい応援をよろしくお願いします。

2023/2/1

 

2023-02-01