園長からのひとこと【2018/07】

雨に濡れた紫陽花の美しさが、心和ます季節になりました。田んぼで鳴くカエルの声も、梅雨の季節の到来を告げています。

先日、紫陽花の花の色について、土壌が大きく影響することを聞きました。一般的に、酸性の強い土壌なら青い花が咲き、逆に、アルカリ性の強い土壌なら赤い花が咲くそうです。また、酸性とアルカリ性が中間の土壌には、紫の花が咲くそうです。

咲く場所によって、花の個性が様々に異なっていくというのは、人にも当てはまるような気がします。人も、生まれた場所、育つ環境によって、それぞれの個性に違いが生まれてきます。しかし、どんな色の紫陽花も美しいように、その人が持っている掛け替えのない個性もそれぞれに輝きがあると思います。人は、様々な温かい働きの中で愛され育まれ、その人にしかない美しい花を咲かせていくのではないでしょうか。

子育ては、苦労の連続ですが、子ども達の上に必ず咲いていく美しい花を楽しみに、一途に子どもに関わってゆける大人でありたいものですね。

2018-06-27