朝夕の空気が冷たくなり、あちらこちらに秋の深まりを感じられる季節になりました。運動会やバス遠足では、保護者の皆様にも多くのご支援を賜りました。ありがとうございました。
さて、先日バス遠足で訪れた秋吉台サファリパークには、普段目にすることのできない様々な動物達がいました。まじかで見る動物の迫力ある姿に、子ども達も大興奮な様子でした。その動物達について、ある本に、どの動物も心臓が打つ回数というのは、約15億回と決まっているということが書かれてありました。そして、一回の心臓を打つ時間によって、動物の寿命も変わってくるということでした。「15億回の鼓動」という定められた命を、それぞれのペースで動物たちは生きているのです。
しかし、その中で、人間だけは15億回の鼓動を超えて生き続ける非常に稀な生き物だそうです。縄文人の平均寿命は、約30歳だったそうですが、人間は、約30年で15億回の鼓動を終えるそうです。医療や科学技術の発達により、現代に生きる私達は、本来の寿命よりも長い時間が恵まれているのですね。
恵まれた時間をどのように受け止め過ごしていくべきか、それを考えることは、恵まれた時間が長い人間にとって、とても大切なことだと思います。時間には、長くても、必ず限りがあります。お互いに人として恵まれた時間を、一瞬一瞬有難いものとして大切に過ごしていきたいものですね。